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平成24年度 第2回 平群町地域公共交通会議 議事録
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記事ID:0001422
更新日:2021年1月25日更新
日時 | 平成25年3月27日(水曜日)午前9時~11時 |
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場所 | 平群町商工会館2F |
出席者 | 15名 |
配布資料 |
議題
- 前回の議事概要の確認(資料-1参照)
- コミュニティバスの現況について(資料-2、3参照)
- 平成25年度事業計画(案)について(資料-4参照)
- 平成25年度予算(案)について(資料-5参照)
- 平群町内におけるデマンド交通について(資料-6参照)
議事内容
コミュニティバスの現況について
(事務局より現況報告)
議長 | コミバス現況報告として10月の利用増加について報告があった。前月にイベントや無料乗車を実施しているが、増加理由として季節変動等の分析はないか。 |
事務局 | 10月は外出機会が増加する傾向にあるが、季節的条件による分析まではできていない。 |
議長 | イベント開催、シンポジウムの残念な点として広報誌等による開催PRが欲しかったと参加者からの要望があった。今後もこのような機会があるなら、広報誌等で開催PRを実施いただきたい。 |
事務局 | シンポジウムのPR不足は反省点であり、次年度は考慮したい。シンポジウムを開催して、主催者としては一人でも多くの方に聞いて欲しかったと感じた。今回の参加者は高齢の方が多かったが、多くの人に公共交通の利用促進に関心を持ってもらえるようにPRを最大限実施したいと反省している。 |
ボランティア連絡協議会 | コミバス利用状況で、西山間ルートは目標達成も近いが、中央循環ルートは最低基準未満であり、目標値の半分程度である。現状では目標達成することが不可能ではないか。また、西山間ルートの利用者の大半は小学生であるが、小学校再編で利用者が5割は減少する可能性がある。このあたりをどう考えているか。また、将来的には高齢者が増加する中で、デマンド需要が更に増加すると考えられる。目標値未達の場合の対応についてどのように考えるのか。 |
事務局 | 評価基準値の未達においては、ルートやダイヤ等の見直しを行うことになっている。平成25年度中に目標達成に向けたルートやダイヤ見直しを検討する。また、平成26年度までに、町財政も踏まえ、デマンド交通も含めた最適なものを目指していきたい。 |
議案第1号:平成25年度事業計画(案)について
(事務局より事業計画(案)について説明)
連合PTA | PTAから中学校のクラブ活動後の帰りに利用できる夕方の増便、デマドタクシーの中学生利用の可否について要望がある。現在の検討状況をお聞かせ願いたい。また、デマンド交通導入に対する住民4名連名の要望書の内容とデマンド交通に関する検討内容についてお聞かせ願いたい。更に、小学校統合、幼稚園・保育園一体化について、交通渋滞箇所を通過する等もあるため、安全に送迎できる公共交通の確保が課題となっている。公共交通のあり方、直通バスの導入等の検討内容についてお聞かせ願いたい。 |
事務局 | 中学校の夕方増便は1便増便済みであるが、様子を見ながら継続検討する。デマンド交通に対する要望は2団体からで、三郷町のフルデマンド型を目指した様な要望であった。町としては、現状ではコミュニティバスを主体に、デマンド交通で補足することを基本方針としているが、検討中のため、変更案も含め継続検討する。学校再編、幼稚園・保育園一体化への対応は別部局で検討中であり、担当部局の内容を受けて今後検討する。 |
連合PTA | フルデマンド1本で持続的なまちづくりができるのかは疑問である。平群町のまちづくりに合致し、若い世代が移り住んでもらえるように子育てと仕事の両立が可能な公共交通のあり方が必要である。 |
議長 | 平成25年度の事業計画(案)でもイベント開催が予定されている。開催にあたってのノウハウを持ち合わせているわけではないため、交通事業者からもご意見をいただきたい。 |
近鉄(株) | シンポジウムには参加させてもらった。非常に良い催しだったが、若い世代の参加が少なく、工夫が必要と感じた。昨年同様にご提案あれば協力したい。 |
Ncバス(株) | シンポジウム開催の際には前向きに協力する。 |
運輸局 | ルート・ダイヤ改正を11月1日で予定されているが、見直し協議を8月会議で決定後に行うことになっている。8月会議で決定しないことも想定されるが、11月1日改正運行は確定なのか。また、5月会議等でルート案等が提示されるのか。 |
事務局 | 現段階では目標として11月1日改正運行予定である。ずれ込むこともあるが、5月会議に改定案を提示することは難しいため、8月会議で協議いただきたい。 |
議長 | 素案の提示はどうなのか。 |
事務局 | 検討は適宜進めていく予定のため、素案ができた時点で運輸局に事前相談したい。 |
運輸局 | 改正案については、運輸局への事前相談より、公共交通会議で議論して欲しい。 |
会長 | 8月会議後の運輸局相談よりは、素案作成後の早期に会議を開催すべきである。 |
事務局 | 検討を進め、8月会議にこだわらずに早期に会議を開催する。 |
議長 | 改定案を早期に提示してください。 |
議長 | 拍手を持って承認とさせていただく。 |
(拍手) | |
議長 | 拍手多数につき、議案第1号については承認されました。 |
※議案第1号:平成25年度事業計画(案)について承認された。
議案第2号:平成25年度予算(案)について
(事務局より説明)
連合PTA | 歳出の事業費200万円の内訳を提示いただきたい。 |
事務局 | 事業費200万円の内訳は、コンサルタント委託費150万円、イベント等費用として50万円を見込んでいる。 |
議長 | 拍手を持って承認とさせていただく。 |
(拍手) | |
議長 | 拍手多数により議案第2号については承認いただきました。 |
※議案第2号:平成25年度予算(案)について承認された。
議案第3号:平群町内におけるデマンド交通について
(事務局より説明)
連合PTA | 三郷町、天理市等の事例比較をしているが、フルデマンド一本、あるいは併用案の2つの選択肢しかないのかお聞きしたい。平群町方式としてコミバスとフルデマンドの併用が望ましいと思うが、平群町の特性からするとフルデマンドに近い形で、コミバスも併用することが考えられる。 |
事務局 | 代表的事例で今回は検討した。フルデマンド1本か併用かの2択とは考えていない。フルデマンド1本は平群町には合わないと思うが、いろいろな形態があると思われるため、検証して見極める必要がある。事例を参考にしながら平群町方式も含め模索したい。 |
連合PTA | 平群町方式について是非検討してください。デマンド交通がよいと聞く地域は緑ヶ丘、椿台、春日丘といった地域である。バスも通る地域ではあるが、カバーしきれない交通弱者が存在していると思われる。ニーズに合った公共交通を提供すれば、常客になってくれる。単純にコミバス利用者が減少するとは思わない。三郷町のフルデマンドに近い形で利便性を高めていくことが必要である。 |
議長 | 昨年度からデマンドを検討しているが、今年度も具体的提案はできなかった。具体化に向けた検討を事務局にお願いしたい。 |
ボランティア連絡協議会 | コミバスや路線バスが走っている地域でも場所によってはドア・ツー・ドアの要望がある。交通不便地域は、物理的な困難地だけでなく、公平性も考慮して欲しい。公平性が可能かどうかの検討をお願いしたい。 |
事務局 | 椿台は坂のきつい地域で、路線バスは外周のみのため、坂の上の方から要望はある。方策について検討は必要であるが、財源や町全体としての公平性を踏まえ、先行事例等を参考にしながらより良いものを目指していきたい。 |
労働組合協議会 | デマンド交通と既存路線バスとの共存を目指して欲しい。地元ニーズにあった路線バス運行も必要でるが、利用者が確保できないと企業として難しいという現状もある。それらも踏まえて検討を進めていただきたい。 |
事務局 | 平群町の基本方針として、鉄道・バス・タクシーを融合させ、公共交通の利用促進を全体として増加させていきたいと考えている。その様な視点を踏まえて、デマンド交通の検討をする必要があると思っている。 |
議長 | 公共交通不便地域に久安寺、信貴畑、信貴山も入ると思うがどうか。 |
事務局 | 今回は、コミュニティバスと路線バスのバス停から500m圏外の地域を公共交通不便地域と設定している。 |
議長 | 今回はバス停から500m圏外の地域を提示されたもので、一般的な公共交通空白地域とは異なる。 |
連合PTA | 買い物難民といった交通困難者が都会の中にもあることが社会的問題になっている。平群町内にも交通困難者が居ることを認識しているのか。町内の交通困難者の存在を踏まえてデマンド交通について検討を進める必要がある。 |
事務局 | 今回の交通不便地域はエリア設定である。交通困難者への対応は福祉施策との併用もあるため、その辺は検討したい。 |
連合PTA | 交通権、移動権が基本的人権として保障しようという観点から、福祉の分野だけではなく、公共交通施策を福祉的に保障しようと位置づけている流れがある。移動権を保障していく観点から国の施策等でも議論されていることを踏まえて検討を進めていただきたい。 |
議長 | 承認につきまして拍手をお願いする。 |
(拍手) | |
議長 | 議案第3号平群町内におけるデマンド交通については承認いただきました。 |
※議案第3号:平群町内におけるデマンド交通について承認された。