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町指定 聖観音座像
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記事ID:0001077
更新日:2021年1月25日更新
区分 | 県指定/彫刻 |
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員数 | 1 躯 |
所有 | 平群町福貴畑1396番地 杵築神社 観音堂 |
指定 | 昭和55年 3月28日 |
時代 | 室町時代 |
その他 | 観音堂 本尊 |
福貴畑の氏神、杵築神社境内の観音堂の本尊。木彫、檜材の寄木造。差首、内刳りで素地仕上げ。白毫水晶。結跏趺坐(けっかふざ)し、像高93.4cm(三尺一寸)、膝張67.7cm。
後頭部内面に「空阿 天文十七年甲戌八月十八日(1548) 宿院仏師 源次」の墨書銘文がある。空阿と源次は、実は同一の人物で、開眼導師としての空阿と仏師名としての源次を使い分けていたと考えられている。
宿院仏師は南都宿院町に工房を置いていた番匠(大工集団)仏師である。町内ではこの像と椿井廃寺の十一面観音立像(享禄5年:1532/宿院源四郎、源次ほか)の二例が宿院仏師の作として知られる。