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町指定 役行者(えんのぎょうじゃ)・前鬼(ぜんき)・後鬼(ごき)像

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記事ID:0001073 更新日:2021年1月25日更新

役行者・前鬼・後鬼像写真
役行者・前鬼・後鬼像

区分 町指定/彫刻
員数 三体一揃
所有 平群町鳴川188番地
鳴川山元山上千光寺
指定 昭和52年 5月20日
時代 鎌倉時代
その他 千光寺 行者堂

 千光寺の境内奥、行者堂(開山堂)の本尊として祀られる三尊像で、中央に役行者が座し、左右に斧を持つ前鬼と壷を持つ後鬼が片膝をついて従っている。
 行者座像は木彫で、像高1.1m、高下駄を履き、頭には頭巾を被り、玉眼を入れる。彫りの深い技巧的な作風で、鎌倉時代の作と推測されている。
 このような前鬼後鬼を従えた行者像は鎌倉時代後半に確立しており、滋賀県石馬寺像 (重要文化財)が優れたものである。
 当像も定番の行者像の姿で、修験道の開祖としての威圧観を放つ尊像である。
 千光寺は、その縁起によると役行者が大峰山を開く前に修行を行っていた場とされ、裏行場には遠く大峰山を望む[遠見ヶ嶽]があり、寺の山号として「鳴川山元山上」の名が伝えられている。