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変形性膝関節症の筋力トレーニング
膝関節痛(変形性膝関節症)の下肢筋力トレーニング
主治医の先生から筋肉トレーニングを勧められている方は参考にしてみてください。
トレーニングは膝の痛みや本人の筋力レベルによっても内容をかえる必要がありますが、下記の内容は一例です。
主治医の先生と相談の上実施し、痛みが強くなったらすぐに中止してください。
(1)足上げ運動
(膝が痛い方でも可能で安全な筋力トレーニング)
(2)片足立ち運動
(膝が痛い方でも可能で安全な筋力トレーニング)
(3)スクワット運動
(軽い痛み程度なら可能なトレーニング。トレーニング効果が高い分、負担も大きくなるので、様子をみながら実施しましょう。膝に水がたまっている、炎症をおこしている、強い痛みがある場合は実施しないでください。)
(1) 足上げ運動
片足を曲げて体を安定させ、トレーニングをする足はしっかり伸ばして、床から15~20cmの高さに上げ、ゆっくり下ろす、を繰り返す。
重りを付ける方がよいので、1kg程度の砂糖(ザラメ・氷砂糖)の袋をのせる。(たわむので落ちない)
左右 20回程度 1日1~2セット
(2) 片足立ち
両足立ちから、軽く前方に足を上げる。左右の腰骨のラインが水平に保つように上げること。
バランスが不安定な場合は、必ず支えを持って行うこと。
左右30秒~60秒 1日 1~2セット
(3)スクワット運動
曲げた膝がつま先から出ないように、低い椅子に座るようなイメージで膝を曲げる、伸ばす、を繰り返す。(出来るだけ同じ速度で)
10回~20回 1日 1~2セット
※軽い角度で1週間試す⇒問題なければだんだん深い角度にしていく
※注意:バランスに不安がある場合は、必ず手すり等につかまって実施してください。