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平群町 通学路交通安全プログラム
通学路の安全確保に関する取組の方針
平成26年 7月 9日
平成27年 9月10日一部改正
令和元年 9月27日一部改正
令和4年2月14日一部改正
平群町通学路安全推進会議
1.プログラムの目的
平成24年、全国で登下校中の児童生徒が死傷する重大事故が相次いで発生したことから、平成24年8月に各小学校の通学路において関係機関と連携して緊急合同点検を実施し、必要な対策内容について関係機関で協議してきた。
通学路の安全確保については、継続的な取組が必要なことから、このたび、関係機関の連携体制を構築して、「平群町 通学路交通安全プログラム」を策定することとした。
しかし、平成30年に、新潟市での下校中の児童が殺害されるという事件が発生し、また、大阪北部地震の発生により登校中の児童がブロック塀の倒壊に巻き込まれ死亡する事故が発生した。
これらの事件・事故を踏まえ、従来の「交通安全」に加え、「防犯」「防災」の3観点について関係機関との連携・強化を図り多角的な対策を講じていくことが重要である。
そのため、これまで以上に、継続的でより効果的な通学路の安全対策の充実に向け、本プログラムのもと、各分野における関係機関との連携・協議を重ねながら、児童生徒が安全に通学できる通学路の確保を図ることとする。
2.通学路安全推進会議の設置
関係機関の連携を図るため、会長を平群町長として以下を構成員とする「平群町通学路安全推進会議」を設置する。
- 平群町 事業部
- 平群町 総務部
- 平群町 住民福祉部
- 交通安全協会平群町分会
- 西和警察署
- 国土交通省奈良国道事務所
- 奈良県郡山土木事務所
- 平群町立小中学校
- 平群町立小中学校PTA
- パートナーシップ事業コーディネーター
なお、上記の他、必要に応じて関係団体の参加を要請することがある。また事務局を平群町教育委員会に置くこととする。
3.取組内容
(1)基本的な考え方
継続的に通学路の安全を確保するため、定期的な合同点検を実施するとともに、対策実施後の効果把握を行い、対策の改善・充実を目指す。また、これらの取組をPDCAサイクルとして繰り返し実施し、通学路の安全性の向上に努める。
通学路安全確保のためのPDCAサイクル
(2)定期的な合同点検
- 危険個所の把握(4・5月)
学校・・・教職員・保護者・児童生徒から危険個所の情報収集を行う。
地域・・・交通安全協会、見守りボランティア、自治会関係者等から危険個所の情報収集を行う。
行政・・・道路改良工事等危険が想定される箇所の情報収集を行う。 - 危険箇所の集約(9月)
- 効率的・効果的に合同点検を行うため、通学路安全推進会議において重点課題を設定し、合同点検を実施する。
- 合同点検及び対策の検討(10月)
- 学校区ごとに、教育委員会、学校、保護者、道路管理者、防災、警察が参加する合同点検を計画する。
- 合同点検の結果から明らかになった対策必要箇所について、箇所ごとに、具体的な対策案を検討する。
(3)対策の実施(11月)
- 円滑に対策が実施できるよう、関係者間で連携を図る。
(4)対策効果の把握(2月)
- 対策実施後の効果や、児童生徒等の安心感等を確認するための手法を検討し、対策効果を把握する。
(5)対策の改善・充実(3月)
- 合同点検や効果把握の結果を踏まえ、対策内容の改善・充実を図る。
4.対策箇所一覧表、対策箇所図の公表
学校ごとの点検結果や対策内容については、関係者間で認識を共有するために学校ごとの「対策一覧表」及び「対策箇所図」を作成し公表する。公表に際しては、防犯の観点に留意する。
5.附則
このプログラムは令和4年2月14日より施行する。